■江陰市
【概況】
江陰市は長江デルタの中心部に位置している工業港町であり、重要な交通ターミナル地域でもあります。
上海、南京からは150kmに位置し、無錫、常州からは約38kmの距離です。半径200km以内に国内、国際空港が6箇所あります。
また、2010年運航予定の北京から上海までの高速鉄道が江陰市を通る予定となっております。
【気候】
亜熱帯モンスーン海洋性気候に属し、温和温潤で、四季の区別がはっきりとしています。
年間平均気温は15.2℃(最高38℃、最低-3℃)。年間平均降水量は1025.6mmです。
大気レベルは国家2級に属します。
■江陰経済開発区
【概況】
江蘇省江陰経済開発区は1991年に設立された開発区で、1993年11月に江蘇省政府より
江蘇省重点ハイテク開発区として認可をうけています。2002年8月には、江蘇省政府より国家級開発区と同格のプロジェクト審査批准権限を授与されています。
2008年までの開発区に進出した外資系プロジェクトの数は330件になり、外資登録資本金額は
45.48億USドル、実際外資利用金額は23.02億USドルに達しています。
登録資本金1億USドル以上の外資系プロジェクトが10件あります。
【進出メリット】
@交通メリット
江陰市は長江デルタ地域の中心に位置している港町です。古くから交通の要所となっています。
江陰港は国家一類対外開放港であり、江陰を中心に周りに六つの空港があり、三つの高速道路が江陰を通っています。
輸出入を直接行える港があり、また南京〜上海間の高速鉄道や上海〜北京間の高速鉄道が近くを通る予定です。
A産業メリット
江陰開発区は江陰市の主な外資系企業の集中地であり、既に日本のJFE社、オランダのDSM社ベルギーのべカルト社、ドイツのブルコナ社、イスラエルのケミカールグループ、香港の中信グループ、台湾の華新グループなどの大手会社がそれぞれのプロジェクトに出資しています。
今まで開発区に進出した外資系企業の数は500社以上あり、その中に世界トップ500社の中の会社が10社あります。
B産学官メリット&R&Dセンターメリット
江陰経済開発区は中国13箇所の産学官モデル都市のひとつで、青華大学、上海交通大学、浙江大学、香港理工大学等の知名大学と交流を行っています。
FASTEN、XINGCHENG スチール、長江エレクトロニックス等の国家級企業技術センターと20社以上の省級ハイテク企業があります。
ベルギーのべカルト社アジアR&Dセンター、オランダのDSM社のアジア太平洋地域R&Dセンターイスラエルのケミカルグループの中国R&Dセンター、台湾信邦電子のR&Dセンター等が開発区に進出しています。
C環境メリット
進出した企業に情報、マーケティング、法規、物流、資金、人材、技術、サービス、セット施設が完備された投資環境を提供します。
生活環境としても、江蘇省で一番治安のいい街でありゴルフ場や日本料理屋、シェラトンホテルなどもあります。また、無錫市から車で30分の距離ですから通勤することも可能です。